建物造りで、まず一番目に行う仕事が丁張り作業です。
杭を約1.8m間隔に打ち、横に貫と呼ばれる板を打ちます。
敷地に対して建物の位置を決め、基礎工事を行う為に行います。
土地が全て水平な所はありません。
道路の高さと敷地の各ポイントの高さを調べ、建物の平均のグランドライン(G・L)(地面の高さ)ポイントを決めます。
このG・Lから基礎の高さが決まります。
丁張り杭は外廻りの基礎芯から約0.9m位離して打ち込みます。
これは布基礎の下にベースコンクリート等がある為と、掘削に重機を使用する為でもあります。
丁張り貫は基礎天端(高さ)より約0.1m〜0.2m位高く打ちます。
これは各布基礎の通り芯に水糸と言う糸を張り、布基礎を真直ぐに施工する為です。
それと型枠がこの水糸に当たらない様にする為もあります。
この貫の天端に各布基礎のポイントを出します。 この丁張り作業の最後に必ず確認する事は、直角になっているか、東西・南北の各ポイントが違っていないかの確認です。
丁張りをかけた時に、その丁張りで囲われた部分が建物の大きさと思われ近隣の方に「建物が大きいが違反建築では ないか」と言われた事や役所に通報されたこともありました。
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