脱税の損益計算 | |||||||||||||||||||||||
執筆者:税理士 飯沼 新吾 | この資料全部お読みいただいて約32秒です。 | ||||||||||||||||||||||
この人たちには、「思いっきりヒドイ目に遭わしてやらねば」と思うわけですが、現実的に脱税をするとどんな目に遭うのでしょうか。 納税者(というより脱税者)Aを例にとって考えてみましょう。
この例では、約8億の所得をごまかしたために、約10億の税金その他を払わされ、挙げ句に1年6ヶ月の実刑判決を受けるという、実に踏んだり蹴ったりと申しましょうか、泣きっ面にハチと申しましょうか、とにかくエライ目に遭っています。 このような巨額なケースでなくても、一般的に、損益的には脱税額が半分見つかった時点で、もともと真面目に税金を納めていたのと同じ結果になるといわれています。その上、後ろめたい思いをして、調査があるといえば夜も寝られなくなり、見つかれば、回りの人から冷たい目で見られるわけですし、まして自分の子どもに何をしたか説明できないわけですから、ウマイ話ではありません。 私の立場から言わせていただきますと・・・ 脱税は止めてください。 |