キャッシュフロー時代の到来 | |
執筆者:税理士 小原 千明 | この資料全部お読みいただいて約25秒です。 |
会計ビッグバンの一連の流れの中、企業のキャッシュフローを示すキャッシュフロー計算書の導入が急速に進んでいます。 キャッシュフロー計算書は資金の増加と減少の内容を、企業活動の内容ごとに表したもので、貸借対照表、損益計算書と並ぶ第3の財務諸表として位置づけられ、企業の資金の流れを表すために作成されます。 米国では財務諸表の中でキャッシュフロー計算書が最も重要視されています。それは、効率的なマネージメント、正しい意思決定をする為の有益な指標を提供してくれるものと理解されているからです。 今後益々キャッシュフロー重視の経営が要求されてきます。そして、その必要性は大企業よりも中小企業にあるといわれています。「勘定あって銭足らず」の経験をお持ちの経営者は、数多くいるはずです。それを解消する為には現金預金の増減の内容を知ること、つまり、資金の流れの把握を充分にしなければなりません。そこからはじめて企業の経営状態を理解する事ができ、戦略的な経営も可能となってきます。 |