確定申告ワンポイントアドバイス
執筆者:税理士 飯田 章治 この資料全部お読みいただいて約48秒です。
 
☆ 還付金は早く返してもらいましょう
1 何と言っても早く申告書を提出することです。
確定申告書の提出期限は、2月16日から3月15日ですが、還付申告については1月になれば提出することができます。
住宅を取得したり、高額な医療費を支払って還付申告をされる方には早めの提出をお勧めします。
2 添付書類を完璧に
提出された申告書は、所得税担当が内容を審理し、誤りがなければ管理部門に回付され、還付の手続きが採られます。
その際、添付が義務付けられている書類(源泉徴収票・住宅取得に係る借入金の残高証明書等)が不足していますと、還付留保となり手続きが大幅に遅れてしまいます。
申告書の提出に当たっては、正確な計算はもとより、添付書類にも不備がないよう注意してください。

☆ 税務署へ出向いて申告される方へ

確定申告は、自主申告が基本です。 やむを得ず、税務署に行かれて相談しなければ申告書ができない方は次の点を参考にしてください。

  1.  最近税務署では、納税者本人による自力記載を建前としているため、以前のように一対一の相談はしてくれません。
    肩越し指導という方法を採っていますので、計算とか申告書への記載とかはすべて納税者自身ですることになります。
    従って、事前にできること(住所、氏名、扶養家族の記入、医療費の集計等)は極力済ませてから出かけましょう。
  2.  二度手間にならないよう、必要な書類(特に添付を義務付けられているもの)は忘れずに持参してください。
    ◎ 印鑑・還付金を受け取る銀行口座もお忘れなく
  3.  この時期はどうしても税務署は混雑します。
    傾向としては、特に2月16日からの数日間と3月10日から3月15日の間の混雑が予想されます。
    曜日的には、月曜日から水曜日、一日の中では午前中が混雑すると思われます。
    木・金曜日の午後3時以降が狙い目です。
    ただし、税務署は5時で閉庁しますので、あまり遅くなると受付をしないことも想定されますので注意してください。
    土曜日・日曜日は休みです


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