増加する「破産」 その前に
執筆者:司法書士 大出  繁 この資料全部お読みいただいて約30秒です。

 平成13年の松本地方の破産申立が約370件・債務弁済特定調停申立が約1600件ありました。
  松本市を中心とする経済圏の人口が37万人とすると約1000人に1人が破産したことになり、1日1件破産している状況です。特定調停事件は数に入っていませんし、所謂破産予備軍を考えると経済状況が破綻している人は、相当の割合になります。
  破産原因は多種多用ですが、皆さんが考えるような「贅沢・浪費」の割合は減ってきている様に感じます。住宅ローン返済の破綻・リストラなどの原因もかなりの割合です。
  破産者自身の経済観念の欠落や無計画性など破産申立人に問題があるとしても、それがすべてではないでしょう。景気低迷によるリストラ・収入減、更には経済弱者を食い物にする悪徳高金利金融業者の存在等々。
  たとえば、住宅ローンのボーナス払いの為、サラ金や高金利金融に行こうとしている貴方、一度それをやったら破産への一本道です。その前に専門家に相談しましょう。もちろんアルベフでも対応しますから。



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