自民党の平成15年度税制改正大綱が発表されました。
この大綱に基づいて不動産登記に関する登録免許税を試算してみましょう。もちろん、 現時点での仮定の計算である上に、計算の前提となる固定資産税評価額の変動（多分、下落）
が考えられますので、その点はお含み下さい。
| ・ 土地１筆（固定資産税評価＝３，０００万円）売買による所有権移転登記の場合 |
| 現 状 （平成15年3月31日まで） |
登録免許税 ５０万円 |
| 平成15年４月１日から平成18年3月31日まで |
登録免許税 ３０万円 |
| 平成18年４月１日以降 |
登録免許税 ６０万円 |
| ・ 建物１棟（固定資産税評価＝１，０００万円）売買による所有権移転登記の場合 |
| 現 状 （平成15年3月31日まで） |
登録免許税 ５０万円 |
| 平成15年４月１日から平成18年3月31日まで |
登録免許税 １０万円 |
| 平成18年４月１日以降 |
登録免許税 ２０万円 |
| ・ 建物１棟（固定資産税評価＝１，０００万円）所有権保存登記の場合 |
| 現 状 （平成15年3月31日まで） |
登録免許税 ６万円 |
| 平成15年４月１日から平成18年3月31日まで |
登録免許税 ２万円 |
| 平成18年４月１日以降 |
登録免許税 ４万円 |
（個人が自己の居住用にする建物について現状では軽減規定がありますので、 上記と異なってきます。）
この試算によれば、平成18年以降、土地についての免許税は現状に比べて増税されるこ ととなります。ただし、その時点での景気動向により、平成18年3月31日までのはずだ
った軽減規定が延長されることも考えられます。まあ、いずれにしても登録免許税は高すぎ るのでは、と思いますが・・・・・。